浅く

浅く

潮が引いていく
 
遠浅の海に
膝を浸して歩けば
底の知れた言葉が
黝く泳ぎ去り
 
露わになる干潟に
点在する海藻
割れた貝殻
磯の臭い
 
足をつかむ泥は
重く
 
跳ねるボラ
一瞬の閃きが
海面を叩く
 
沖を往く
タンカーの影は
うねりを残して
水平を過ぎ
 
曳き波
 
冷たく胸を
えぐっていく
 

投稿者

愛知県

コメント

  1. どこの海岸なのかな?私だと場所を書いてしまいそう。^^
    淡々と言葉は置かれているようでいて、濃厚な詩ですね。魅力的です。

  2. @リリー さん、コメントありがとうございます。
    そんなに遠出をしないので、写真の材料はごく狭い範囲だったりします。
    そういえば、日本海を初めて見た時に、海の色に違和感を感じたことがありますね。

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