ゆうれい
食卓から椅子が消え
みなそれぞれの過ごし方を
それぞれの部屋に持ち込んで
いただきます
ごちそうさま
誰に向かって両手を合わせるのか
ゆうれいは聞いていた
父はいつ帰宅したの
母はいつ眠ったの
今日、隣の娘が泣いていたのを
知っている?
通勤電車はスマホで埋まり
窓の景色が夕日で染まるのを
ゆうれいだけが、見つめていた
食卓から椅子が消え
みなそれぞれの過ごし方を
それぞれの部屋に持ち込んで
いただきます
ごちそうさま
誰に向かって両手を合わせるのか
ゆうれいは聞いていた
父はいつ帰宅したの
母はいつ眠ったの
今日、隣の娘が泣いていたのを
知っている?
通勤電車はスマホで埋まり
窓の景色が夕日で染まるのを
ゆうれいだけが、見つめていた
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コメント
最近、小泉八雲集を読んだのですが、怪談はぷつり、と終わるところが怖いです。透明な猫様の「怪談」も、怪談特有な怖さが!
ゆうれいだけが、みんなのことを見ているさびしさと、ゆうれいの存在のさびしさ、二重のさびしさを思いました。