夢うつつ
夜の帳が下りてきて
約束された夢さえも
夜は涙と共に吞み込んでしまいます
悪夢に取り憑かれて
夜はいつの間にか私の涙を飲み干しています
それでも夜は意地が悪くて
まだ私を吞もうとします
夢も涙もない私は
悪夢に呑まれて行きます
夜更かしの許されない夜は
どうしようもなく
途方もなく
ひとりぼっちで
。
でも
目覚めるころには
夢と涙を呑む夜も
手を掴み引っ張ってくる悪夢も
誰も助けてくれない暗闇も
嘘のように消えて
でも本当のように頭にこびりついている
夢かどうかもわからない
悪夢に掴まれた手首の痛みだけが残って
生きた心地がしなくて
やっぱり目が覚めたって
夢も涙も枯れてしまっていたんだ。
コメント