毛嗚都亜流戸
毛とは、なにか?
その一本一本にも、神経のピリリと宿る
装飾と合理性の中を、動物は行き来する
嗚とは、なにか?
存在を確かめるための、振動を介す遊戯
調整し快を測るのは、技術と感受性である
都とは、なにか?
洗練と絢爛の世界に生きる人々が、集う盛りの場
粋とは一言で言うけれど、その実理屈深い
亜とは、なにか?
伝統や風習を裏切りて、独善の花を咲かす
当たり前は有難いことだけれど、無観察者には味気ない
流とは、なにか?
固定して安定を求める者に、その裏切りは疎まれる
自然は変化し続けながら、一定を装い続ける
戸とは、なにか?
空間を遮る障り その中を音が吹き抜ける
電光のスピードで馬車が、麦畑まで迎えに来る
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