運命の編集作業

夜明け前の鳥達は
誰の夢をポストへ投函している?

帰還か
愛か
富か

それとも
生まれた町からの逃走か

俺は
紫陽花の咲く東京を
ジョニ赤で薄めながら歩く

目ヤニだらけの目で
夜の信号を見る

職質を避けたい理由も
お前の話しに相槌を打つのも
運命を避けた
「生き延びたい」
という
ラビットの本能だ

だが
創作には
臆病さなんて
これっぽっちも必要ない

天使が肩にいる時
俺は全部忘れる

刑務所も
借金も
女も
痛みも
夜勤明けの疲労も

想像力だけで
世界をひっくり返せると
本気で思っている

昼は
会社経営で自分じゃないものをやり

夜は
運命と言う現実から逃走する詩人だ

いつからか俺は知っていた

人は皆
何かから逃げている

家族
土地
貧困
過去
あるいは
自分自身から

だが同時に
誰もが
帰れる巣を探している

だから夢を見なければいけない
少しも現実的じゃなくていい

どうせ現実なんて
後から
しかし、こうしますからね
わかりましたか?と
ついて来る

想像力と行動力で
俺が現実をひっくり返す時
心が津波にさらわれて
前も後ろも横も全部が
修羅だ

だからこそ
笑いながら
マスクを被って
タイトロープを渡るしかない

時間が進めば
肉体は腐って行くが
俺はもう
別のフェイズへいるだろう

その時もきっと
猫は腹を空かせ
東京は眠らず
俺はまた
知らない朝へ向かって
歩かされているとは
限らない
暗闇より深い闇を
コールタールの中で書き換える
スターバックスで勉強なんかするなよ
ラストは字幕の後で
視覚と嗅覚に訴える
どんでん返しの後
家路につく

投稿者

東京都

コメント

  1. いいね。夢ばかり見てる。帰れる巣は酒

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