おとなは、いる
もう何千年も、何万年も、洞窟の奥深くひっそり住み込んで、僕たちを睨み
我儘で欲張りで助平なその姿を、優しく暖かく見守りながら、時に棒を振り
雷を落とし、僕たちを罰する
そんなおとなが、きっとこの世にはいるよ
その存在に、僕たちは幼児のように震え戦きながら
感謝の思いを持って、見上げていれば良いのさ
おとなは、いる
本のど真ん中に、堂々と書面文面を通して居座っている
おとなは、いる
法の番人として人々のこれを守り、文明世界に生きたいというナイーブな思いを一心に受け止め
その未知のものへの想像力、観察眼を通して世界を真っ直ぐな眼で見つめ
人々を見下ろす そんなスゲーおとながこの世界には、きっといるよ
おとなは、いる
それは、ピーターパンドリーム
おとなは、いる
それは、バオバブの木
おとなは、いる
それは、ゴムゴムの実
全部、スッ跳ばす
少年刑務所で、留置所で、鑑別所で、悲壮な未来を睨むこどもたちが、青空を心の中に描き泣きながら
チョコレートを、梅干しご飯を、大河の歴史を、夢を
求め、諦め、時に拒否しながら、必死で、おとな不在の世の中に贖っている
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