雨粒

僕はもういい大人でありまして
自分の感情は自分で始末する他ないのですが
はらはらと
涙をこぼしたい時もあるのです

泣いたとて何も解決しないことは
思い知っているため
無闇やたらには泣きません
それでも
声をあげて泣きたい時があるのです

そんな僕には好ましい季節です
折り畳み傘を鞄の中に忍ばせ
銀の糸の中を足早に歩きます
頬をつたうのは雨粒なのか
はたまた涙なのか

誰にもわかりません

投稿者

大阪府

コメント

  1. ああ、そうですねぇ。
    この詩を拝読して、思うのは、泣きたい、という 複雑ながらも、率直な思いを感じます。素直な気持ちを表現出来ていて、すてきな詩だと思います。

    ちなみに、私の場合、泣きたい時もありますが、ほとんど泣けなくなりました。
    それでも、時々、自分の意思とは関係無く、涙が零れたり流れたりする時もあります。こういう時は、こころの奥で泣いてるんだろうと思います。ふふふ。

    自分の感情は自分で始末する他ないのですが
    という部分も、すてきです。
    私は、いくつになっても、ガキのままで、いけません。ふふ。^^;

    泣ける、というのが、貴重に感じる詩ですね。
    この詩の、最後の方が、うまくて、いい意味で、おもしろいです。
    すてき。

  2. @こしごえ

    コメントありがとうございます。
    この詩の背景というか、思いというか、こしごえ様のコメントで表して頂いた気分です。

    泣いてもどうしようもないため、大人になるにつれ、泣かなくなります。でも、たまには手放しに泣いても良いじゃないか、そう思っても泣けない。泣くにもエネルギーがいります…。

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