呼吸

呼吸

曇天の蔵造り通り。
蔓延する病に
立ち向かうごとく
店蔵の重厚感が
更に増す。
街角では
花手水が
重い大気を
吸っては吐いて
健気に
疫病を浄化する
城下町。

投稿者

埼玉県

コメント

  1. 椿と、水仙でしょうか。最近、寺社で花手水をよく見かけます。花と水の呼吸が疫病を浄化する、という表現に惹かれました。物言わぬ、けれども柔らかな浄化ですね。

  2. “ 店蔵の重厚感が
     更に増す。”
    想像します。
    このかわいい花手水に許されてゆきます。

  3. 長谷川さん、コメントありがとうございます✨自然が創造した花と水の呼吸が、人知れぬところで、疫病を浄化している気がしました。

  4. たちまこさん。コメントありがとうございます✨ 蔵造りの重厚感と対称的な花手水の可憐さ。両者相まって城下町を見守っている感じがしました。

コメントするためには、 ログイン してください。