スズランの森

「スズランの森」

また「さようなら」が一つ

明日が虚ろに見えて
唇を噛む

せめて今日だけは
「さよなら」と一緒に歩こう

赤子のように甘えたい
泣いても良いですか

繋いだ指先を握りしめて
上目遣いに君はつぶやいた

眼の前に
霧雨に揺れるスズランの
真白な唄の流れる森

滲んでゆく影二つ

足跡は確かな虹色

投稿者

長野県

コメント

  1. 虹を歩いて進む先はスズランの森。
    影が見えなくなるまで見送って、美しくも悲しい歌です。
    何度経験しても、さよなら、は辛いものです。

  2. @野鳥倶楽部
    訣れは人生の原点なのかと、つい考えてしまいます。
    悲しみを知る為に生まれてきた訳ではないのだけれど。
    コメントありがとうございます。とてもうれしいです。

  3. 今日だけはさよならとともに歩く、その今日を連ねてまた今日も・・・
    悲しい夢を見た朝のような気持ちになりました。
    スズランはうつむきながら、ひそやかに
    共に泣いてくれていたら、少し救いになるような気がしました。

  4. @kフウ
    「儚さ」とか「無常」とか、終える命は何かを残していきますね。
    それを消化(昇華)しながら、一歩一歩という感じです。
    私も「スズランの森」をいつか歩くのだろうと想いながら。
    コメント、ありがとうございます。とてもうれしいです。

  5. とある人とのことが、思い浮かんでしまいながら、読ませて頂きました。最後の「足跡は確かな虹色」胸がきゅっと締めつけられるようです。繰り返し読ませて頂きたい、素敵な詩をありがとうございます。

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