風花

十人十色に咲く花の構造は等しく
規則的に不規則な潮騒は心を鎮め
ゆらゆら散る六花は悲しみを抱き
行方知れずの風に真実は十六夜う
色艶やかなる七色の光が降り注ぎ
大いなるト書きが照らし出される
網膜に貼り付いたそれぞれの記憶
百鬼夜行さながらの混沌から静寂
あなたとわたしたちが描く相似形
ただひとつが大きなひとつとなる

投稿者

千葉県

コメント

  1. この詩は私の敬愛する音楽家のアンサンブル・コンサートのために書き下ろされた曲とのコラボ作品です。

    同音楽家との過去のコラボ作品はコチラ。
    『黒龍』
     https://poet.jp/photo/3885/
    『風成砂(Aeolian Sand
)』
     https://poet.jp/photo/7779/

  2. 境界を少しだけ指でぼかしたような相似形がきれいです。
    蜜の香りもするようで、夏の果物も感じます。

  3. @たちばなまこと
    さん、コメントありがとうございます。
    久々の投稿で欲しがってしまいました(^^)
    フラクタルを扱ってみたのと、密かにトノモト・オマージュもやってみました。見に来てくれてるかなー。

  4. ト書き、という言葉が効いていますね。背景を語る言葉。この詩の裏側にあるものを想像してみました。

  5. @長谷川 忍
    さん、コメントありがとうございます。
    そしてご無沙汰しています…
    「ト書き」に反応頂けて嬉しいです。
    裏側も想像して楽しんでもらえたらと思います。

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