
神皇正統記
鎌倉時代の雪のように牡丹雪であると言う
とんでもなく孔子の教えのようにざらめ雪である
できそこないの僕の赤壁のように、いくさ船の様相である
それから柏餅とちまきとゴンズイの誉め言葉であるもの
酔っぱらいの声で天子の不行跡をなじろうとする
そこから出発して、そののちにアシュケナージのふるさとを探訪する
ペラサイトの耐熱ゴムの高層ビルの焼けて行く窓枠に
近づいて、さらなる高層の事務所が積み重なっていく
人の注意深く、空へと好意が示される場合には
足利尊氏は牧之原にトウダイグサ科のシンボルを植えている
ひつめと、さらしなと、桃谷の要請するものは
天下国家の太平に関する場合のむきだしの愛
そのような湖水に面している御殿のあざやかな漆塗りの柱です
出立する牛車の黒塗りのマザーテレサのくさりにゆらめいて
ていとう、ていとうと、音楽師の経帷子が鳴るのです
三角形からの意地汚いいじわるのこころぼそいワルツからの
サマルカンドの煉瓦のほそい感情線からのいたわりの言葉で
ある種の村の意識体としての祠のツルゲーネフの詩のバンドです
咀嚼する意味のワルシャワ的抒情の数々
君が住み慣れた〈かごしま〉の活火山の煙と灰とルーレットの混合されたトルク
虫の飛び立つ信号機に近づきつつ、ベンガラの塗られた柱に立つ
この気色の良いオランダ商館のスジコの酢漬け
ビルマの沿岸に海藻が干されている村を訪ねて行くのは
ビシャンの石の加工と信仰とで、わずかな心のゆらめいてひさごです
共に鋤と鍬とでこの大地に溝を掘ると言うのであれば
テキスタイルの茫洋とした国際都市のはじらう女の腰によせられて
カノンの工事現場にはオルガンの演奏者が忘れられたカナリアのメロディを帰参する
自爆する貧民の意識とは、モータリゼーションであると決算書に書く
血塗られたバカンスの血の気の引く小鳩たちの
アッシリアの仏たちが夢見る香水時計の意識である
さらに遠く地球を離脱して行くコリーリョの光速艇に寄せる思い
ただならぬ気配に自らの肉体をリスの巣へと向かわせる
この牧者の聖なるトロツキーたちが歴史の表面に自画像を描く時
鷲と円高はしだいにニューデリーの家賃を上昇させるのであろうか
友よ、インチキのカテゴリーはしばらくの叙勲を躊躇させるだろう
コンダクターの太郎冠者はきざはしに立つ
近くにはハローが立つ
浅田飴の広告塔がどしゃぶりである
僕と新皇正統記はメロン味。
コメント
五行辺歌
夢をみているイフリートの
言語化できる領域はせまい
デモ、人とであえたときは
社会との弱い一本のきずな
一期一会は大切な蝋燭の火