繊細な選手達

真夏の日差しに
一滴の汗が零れ落ちた

大切なたった一つの夢も
大きな壁に塞がれた

大好きなモノも
忘れたくなるくらい
嫌いになりたいくらい
苦しい存在になっていく

その時どんなに全力でも
結果にならなければ
誰の目にも止まらず
どんどん置いて行かれていく

僕は自分に失望した

もっと出来るって
もっと練習すれば勝てるって
思っていた

初めて感じた
努力が報われない瞬間

大好きなモノが
大嫌いになりそうで
忘れたい青春の一ページに
なってしまった

でも ずっと一緒に生きてきたから
気付いたら帰り道に寄って
コインを入れて
金属音を鳴らしていた

見たくなくて隠したミットも
ずっと頭の中に居て
忘れることが出来なかった

僕が僕の本音に嘘をつけばつくほど
苦しくて 悲しくて

本当は もう一度
この物語を進めたかったんだ

この気持ちを受け止めたら
少し 息が出来るようになった

好きなことに蓋をせず
思いのままで生きていきたい

僕の青を 覚えていたい

多すぎる傷も
認めたくないエラーも
全て明日に繋がると 信じ続ける

だから
僕は また
好きなモノを 始めよう

そう思ったら
いつの間にか
草土の上で 物語を始めていた

大好きな青の下で
土の上を走っていたんだ

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