あたしのあしたの
シッチャカメッチャカで、
詰んじゃった、
あたしのあしたの、
ゆくえ知らない?
オーソドックスのおすそわけ、
今さらそんなのなんて、
役に立たない。
あ、
あたしやっぱばかだったんだって、
ひそかになげくも時代おくれで、
インディアン・ポーカーで、
せめてごまかそうよ。
それがいいよ。
フルーツ屋さんで、果物買った。
梶井基次郎の真似をして、
丸善にレモン爆弾置いてきた。
爆弾って言っても飛び散るのは、
血肉じゃなくって鮮やかな絵の具。
スプラッタじゃなくって、
誰もの、憧れでしょう?
こんなファンタジー!
あ、
あたしやっばいかれてやんよ。
トイレの鏡見て化粧してやった。
三角コーナーに破れた下着捨てた。
ゲロ吐きながら、X japanの歌うたった。
どこまで行っても、
夜明けは未だに追いつかない。
どこまで行っても、
あたしは仄暗い夜といっしょにいて、
歌いながら、
目がぐるぐると回る。
目がスイートに光る。
こんな形容詞が、
ただひたすらダサくって、
その決まるところは、オヤジの心臓。
だから警戒心もなく、
六法全書に縛られずに処刑される。
なんで?
⋯⋯ばかだから。
それでオッケー。
それでオールオッケー。
雨の中を濡れながら、
雨は髪に良いのよ、なんてうそぶいている。
そのあとは、画廊に乗り込んで、
有名な批評家のふりして、友人の絵を売り込む。
ぼったくったらぼろもうけ。
坊っちゃんの顔に泣きっ面の蜂。
ああ、なんでこんなに楽しいの?!
だから、処刑されて当然なの⋯⋯
詰んじゃった、
あたしのあしたの、
ゆくえ知らない?
オーソドックスのおすそわけ、
今さらそんなのなんて、
役に立たない。
すべてがカオスに纏ってるから、
あたしは路上でサンバ踊ってればいい。
すべてがタイトに積もってるから、
あたしはネオンに向かって吠えてればいい。
出たよ、狼女。
出たよ、奇人。
出たよ、⋯⋯せめて虜囚と言って。
ああ、ざわざわざわ。
ああ、ザワザワザワ。
そんなこと言っているとまた、
酷い怪我をするんだからと、
泣きも笑いもしない無表情で、
世間に一発かましてみせる。
このままとこへ行こうか?
このままとこへも行けないよ。
このままとこかへ行こうよ?
このままどこへ行くのもいやだな。
こめかみに銃口あてて、
思い切って引き金引いたら、
さっぱりとした終わりは来るだろうか?
世の中そんな甘いもんじゃないよねって、
今からわかってはいるんだ、実は。
だから聞かないし、
だから聞かないで。
どこにも行けないあたしだから、
この月夜の路上で朽ち果てるだけ。
せめて月明かりがあるだけマシじゃん?
無問題。無問題。
シッチャカメッチャカで、
詰んじゃった、
あたしのあしたの、
ゆくえ知らない?
オーソドックスのおすそわけ、
今さらそんなのなんて、
役に立たない。
すべてがイカれた今夜は終わらず、
ただひたすら夜明けの光が、
ゼノンの矢のごとく、
あたしに追い迫っているんだ。
Biscuit is very bitter……
そんなヘンな世界だったね。
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