非線型方程式
投稿始メ一年ニモ満タナイデスガ、
参加サセテ下サイナ
~~~
この世に直線は
存在しないのでありまする。
この世に直線が
存在しない理由として
宵内 (1374) によると
光線もミクロレベルでは波
直線らしい線もまた
曲線とありまする。
そもそも
物質を司る分子が
直線運動ではない
生命の基本単位DNAも
直線構造ではない
直線ではこの世は
成立しないのでありまする。
ゆえに
我々の存在もまた
浮き沈み
たゆたい
波打ち
直線とは行きませぬ。
我々が直線的でないことは
直線が存在しないこの世の
宿命のようでありますが
例え直線が存在するとしても
我々は曲線に
幸福の可能性を
認めるのでありまする。
而して
後にも先にも
この世に直線は
存在しないのでありまする。
石良基都茂 (1714) 曲線至上学会例会講演要旨集, vol.8, p8より抜粋
コメント
vol.8のp8だけでなく、全巻読んでみたくなりました。
科学的な真実を述べているのでしょう。それが、見事な詩になっていると感じます。
ゆえに
我々の存在もまた
浮き沈み
たゆたい
波打ち
直線とは行きませぬ。
ここが特に好きです。
何か、この詩から、ゆるされた気持ちにもなります。
直線とは行かないっすよねえ
ありがとうございます
「曲線至上学会」なる発想の面白さと、そこに至るアプローチが面白かったです。お見事。
脳内に博士を召喚して、音声化して拝読しましたところ、大変心地よかったです。
(〜〜〜からが本編だとして)四連目とっても好きです。
@あぶくも
様
コメントありがとうございます。
きっと数1000ページに及んで、曲線の素晴らしさが (大げさに) 述べられているのだと思います。
@こしごえ
様
コメントありがとうございます。
振り返れば誰もが紆余曲折あり、でもまた今日を過ごしているのだから、人間もまた前に進む生き物なのでしょうかね。
@那津na2
様
山あり谷ありですね。
それもまた醍醐味と思える時もあれば、ヘトヘトな時も…。
こちらこそ、ありがとうございます。
@トノモトショウ
様
コメントありがとうございます。
現実の世界でも、こんな学会が存在するのか!と驚くことがありました。
嬉しいお言葉、感謝です。
@たちばなまこと
様
召還された博士の姿形と声音、どんなだったのか、かなり興味深いです。
お題がなければ、出来ていない詩です。ありがとうございます。
こういう存在しない学術書的な形式が私はとても好きなのです。ありがとうございます。ガウディも「神は直線を作らなかった」と言っておりますが、彼はまさに直感でその真理に到達していたのでしょうね。
@たかぼ
様
コメントありがとうございます。
皆様素敵な詩の中で、私だけやたらヘンテコ?と心配になっていたため、嬉しいお言葉、ありがとうございます。
理論上の直線の存在、それもまた少し淋しい存在に感じられます。