私の手

私の手

この手で
さまざまな善いこともしてきたししている
この手で
いろいろな悪いこともしてきたししている
この手は
何をしたいのだろう
パンチ?それとも握手

私はこの手と共に生きてきたし生きている
この手は
これから何をしていくだろう
この手は
電車のきっぷを買うだろうし
ごはんを頂くためにお箸を持つだろう
あなたへ手をふるかもしれない
そして私の手は
詩を書く

しかしこの手は
あなたを救えないかもしれない
そもそも私の手は救う手ではない
でもね
この手を合わせて願います
その時 その時に
みんなが笑顔でありますようにと
天へ向かって

投稿者

コメント

  1. おしゃれな手ですね。
    おしゃれに気を遣うひとは誰かが喜ぶのが好きらしいです。

  2. たちばなさんへ ふふ、そう言ってくださいまして ありがとうございます。
    ああ、自分としては おしゃれで指輪を付けているわけではなくて、お守りとして指輪を付けています。
    以前にここに投稿した「傷のこと」https://poet.jp/photo/904/ 中に出てくる銀製の指輪がこの画詩に写っている指輪です。
    うん、でもそうですねえ うん、誰かが喜ぶのは好きですね私も。ふふ♪^^

  3. 平凡な感想で恐縮ですが、すごくいい詩!そして、美しい手!
    「丁寧さ」が手にも詩にも出てる。
    占い師みたいなこと言いましたが、誰かに「なんかわかる気がする〜」と言ってもらいたい…

  4. あぶくもさんへ ああ!ふふ、あぶくもさんにそう言ってもらえて、とてもうれしいです!
    うーん、丁寧だと思ってくれてありがたいです。それはあぶくもさんが丁寧に見たり読んでくれたのもあると思います。
    ありがとうございます♪^^

  5. 「手」はもちろん「私」の一部であるので私の代名詞として表現されているわけですが、敢えて私とせずに手としたところでより一層、詩として成り立っているわけですね。>たちばなまことさん 「おしゃれに気を遣うひとは誰かが喜ぶのが好きらしい」良いですね。

  6. たかぼさんへ そうですねぇ、その通りですね。
    たかぼさんが、この詩を深く読んでこの詩の要素をすてきにすくい取ってくれていることが ありがたいです。
    ありがとうございます♪^^

  7. 手には、表情がありますね。この詩を読み、そのことをあらためて想いました。私は、祈っている時の「手」が最も好きです。

  8. 長谷川さんへ そうですねえ、手には、表情がありますね。この詩からそれをあらためて想ってくれたことを貴重に思います。ありがとうございます。
    ああ、祈っている時の手はすてきですね。祈る手は、祈るその人の思いが具体的に表れた姿なのでしょうね。

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