永眠

予兆

弾く短調のプレリュード

       手札の秘蹟

  ビードロの嘘

いのち鋳る

鉛 引き摺り 書くこの身

仮の幻

   「頑張ろう!」

    「清く!正しく!美しく!」

小石を積む日

物憂いほとり

ケチャップ

の意識

は仮

の永眠

暗いスイッチ  しょぼい錠剤

セラミックの雨が降る夜の殲滅 

   ヒューマノイドが踊る廃墟で

遠い眼は

僕じゃない朝を生むのか

「透視する海、感じていたい」

賭けに死に

並べ、笑うさ

雨ざらし 僕の骸と君の哀哭

足音が小さくゆがみ駆けぬけた

すべてがとじる 青いフィルムで

「あの2月だけがほんとうだったわ。失うことがほんとうだもん」

投稿者

徳島県

コメント

  1. あああさん、ありがとうございます。この詩は世界の終わりを意識して書いたものです。ちょっと暗い気持ちで書いたかもしれないです。文章力なんて恐れ多いです。

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