浮遊
意識から少し
浮き上がり
力のない場所で
息を止めてみた。
かつていた場所を
思い出してみる
特別な場所ではない。
過去のような
現在のような
異界のような
事実のような
自らを少し
ずらして
呼吸をいくつか
繰り返してみた。
今年は
初夏の訪れが早い
流れに逆らってはいけない
意識のしなやかさを確かめて
元に戻る。
それから
目の前の光景を
じっと眺めてみた
慈しんでみた
諦めてみた。
意識から少し
浮き上がり
力のない場所で
息を止めてみた。
かつていた場所を
思い出してみる
特別な場所ではない。
過去のような
現在のような
異界のような
事実のような
自らを少し
ずらして
呼吸をいくつか
繰り返してみた。
今年は
初夏の訪れが早い
流れに逆らってはいけない
意識のしなやかさを確かめて
元に戻る。
それから
目の前の光景を
じっと眺めてみた
慈しんでみた
諦めてみた。
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コメント
この詩のように、時には、立ち止まって、自分をかえりみることも、大事なのでしょうね。そう思える詩です。
それから
目の前の光景を
じっと眺めてみた
慈しんでみた
諦めてみた。
そして、最後のこれらの詩行が特に好きです。
禅やmind fulnessの境地を連想させられました。
訥々とした語り口のようでいて言葉選びの中に静謐さの宿る詩だなぁと感じます。
同じく、最後の余韻が特に印象に残ります。
静かなホバリングを感じました。
さみしいけれど潔さもあるような諦めの、余韻。
慈しみつつ、諦める。
深いですね。
素敵でした。
私はよく金縛りにあうのですが、あの不思議な感覚を想起させます。
私は金縛り中、焦りしかないですが、こんな素敵な詩にできるくらいに、印象を捉える感性があれば良かったのに…と思います。
詩とは無関係ですが、3人のコメントが同時刻でわお。
@こしごえ
こしごえさん、意識から浮き上がって、ずれて、元いた場所を客観視する、というような視点で書きました。見えないものが見えるのかな、という想像でしょうか。
@たかぼ
たかぼさん、mind fulnessというのは興味深いですね。たしかにそういう感覚があるかもしれません。幽体離脱、という少し大げさですが、そんな感覚も想像してみました。
@あぶくも
あぶくもさん、静寂さを味わっていただけたなら、嬉しいです。「異界」というのが、今、私の中でブームになっていまして、異界も少し頭に入れて書いてみました。最後はどう終わらせるか、迷いました…。
@たちばなまこと
たちばなさん、ホバリング、というのは上手い喩えですね。…意識のホバリングかぁ。たしかにそういうところがあります。ありがとうございます!
@あまね
あまねさん、最後は、言い換えるなら、いとおしみと、諦念でしょうか。やはり、気持ちのどこかで、諦めというのがあるかもしれませんね。
@野鳥倶楽部
野鳥倶楽部さん、金縛りは、私もごくたまにあいます。…もしかしたら夢の中かもしれません。もしかしたら、夢も、意識からずれた世界かもしれませんね。言葉が少し観念的になってしまったかな、とも思います。もっと日常の言葉で書かないと、ですね。
@たちばなまこと
たちばなさん、そうですね、重なっていますね。(笑)