重ねる
紅茶は香りたち
流しっぱなしの歌が
心の穴を隠していく
いびつな形した私の
不器用な嘘も覆って
思考の隙間を
埋め尽くす音の連鎖
鈍くなった頭に
冷めた紅茶の
香りは褪せて
曲の狭間の
僅かな静寂に
かみ砕いたクッキーの
甘さが染みていく
心には変わらず
満たされない穴
今日も誰かに誠実で
覗き見る窓は
雲で陰り
青空には届かない
紅茶は香りたち
流しっぱなしの歌が
心の穴を隠していく
いびつな形した私の
不器用な嘘も覆って
思考の隙間を
埋め尽くす音の連鎖
鈍くなった頭に
冷めた紅茶の
香りは褪せて
曲の狭間の
僅かな静寂に
かみ砕いたクッキーの
甘さが染みていく
心には変わらず
満たされない穴
今日も誰かに誠実で
覗き見る窓は
雲で陰り
青空には届かない
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コメント
紅茶と音楽とクッキーで「心の穴」をそっと重ねて隠して、
青空に届かない想いも曇り空だからこその静かな希望かな と
自然には敵わないけど良し秋ならではの作品だと感じます。
汀尋さんは、情景描写と心情描写を連結して重ねることが、うまい詩人だと思います。
@こしごえ さん
ですよね。なんか無理なければ名前の由来を尋ねてみたくなりました。
香りがたつから温かい紅茶で、それが秋の気配を感じさせていると思いました。
“今日も誰かに誠実で”
すてきです。
とてもエモーショナルで誠実な詩だと思います。
結びが特に素敵でした。