イヴ
男ってのはきみも知っての通り
とてつもなくカッコ悪いくせに
カッコつけたがるカバかなんかで
女性はひたすらに愛をねだって
それを与えられてもなお、まだ足りないって
求めることをやめない白猫で
俺らのちょっとしたすれ違いは
そういうところから始まって
それで
最後に謝るのはいつも男の方で
それはアダムとイヴの頃から続く
古き良き伝統みたいなもので
だから俺は、生まれ変わったら
今度は白猫にしてもらって
代わりにカバになったきみのことを
振り回しちゃったりしてみたい気も
ほんのちょっとだけしてみたり
やっぱりかき回される方が
性に合ってるから俺はバカでいいやって
そんなしょうもないことを思いながら
きみが送ってきた朝の山の写真と
こっちの朝の街の太陽を
川沿いの春にうかべながら
似てるところはどこだろうかと、見比べてみる
コメント
ちなみに、イヴが最初に罪を犯して、それにアダムを巻き込んだんだよ。そいでアダムは神様に聞かれたとき、イヴにそそのかされましたって言ったから、たぶんアダムは謝ってないと思う
でもこの詩はすき
イチカワナツコさん
無学なカバ野郎にご教授いただきありがとうございます
そういった背景をまったく知らず、ただただ響きの良さや、世界で最初に生まれたカップル、といった浅い知識で使っておりました・・・大変お恥ずかしい限りです汗
お話を聞いて、個人的には、うつくしい女性が罪を犯すのは何も悪いことではないので、イヴを庇わないアダムは男の風上におけぬダメ男だとおもいました
アダム( ‘ ^’c彡☆))Д´) パーン