ゆくえのこと
遠足の道中ぼくの家はあれなんだと聞こえるようにする
下宿屋さんの子
道を挟んだ向こう側からわが家を探っている
1丁目のマンションの子
付き添いでやって来て次の約束を囁く
私立高校の子
小さいから持ち上げてみたいと付け根を探る
観光ホテルの社員さん
営業車の先輩
電話
電車
向かいの席
砂浜
朝も
知りたいと思ってくれるだけで
触れてみたい
かいでみたい
誘われるままに
部屋に行ったり街を歩いたり
お付き合いを断って
ありがとうって頬にキスをして
軽さが出なくてしくじっている
みかちゃんの手紙はドキドキするって届いた秋休み
女の子が好きなんだって潤んだ黒目の夜の9時
冷たい手だねと包み込む背の高いショートヘアから見え隠れする
職員室のコーヒーメーカー
雪の窓
湯気が歪ませる
遠洋 被膜 群化 認証
数も
くるぶしを濡らすだけの浅い流れに浸かれない
世界を差し出しても受け取ってはもらえない
造形の成立する設計図を拡げられることはない
予測不能な重力と止まない天変地異に
溺れたかったんじゃないの
感じないようにしても炙り出てくる声ならば
漂わせておくのが賢明なんでしょ
闇の中の女の子の指先が怖いの
ごめんね
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⭐︎ お知らせ⭐︎
日本WEB詩人会の公認お題企画が月1ペースで始動します。
(*゚▽゚)ノ
9月は以下でございます!
-:-:-:-:-:-:-:-:-
Vol.1お題
『玲瓏剔透グライダー』
※二重鉤括弧は含まれず
投稿期間は9/18(金)〜9/22(火祝)です。
-:-:-:-:-:-:-:-:-
お題企画その他の情報(よろず)は公認掲示板
https://rara.jp/poekai_2021/
「ぽえ会公認お題企画のこと」スレッド参照(見つからない場合はお手数ですが検索してください)
(*゚▽゚)ノ < お題のこと、掲示板のアドレスを拡散していただけると助かります
コメント
いつも土曜日投稿なんですが今週に限りお知らせがあるので金曜日に投稿しました。
こんにちは。
『玲瓏剔透グライダー』ですか。。。
漢字がかっこよかったので調べてみたら
なんだか秋らしいテーマのような気がします。
何か書けるとよいのですが。。。
@nonya
さん、こんにちは!
中国読みの心地よさで決めました。
nonyaさんの玲瓏剔透グライダー、読みたいですー。
なんだろう、このじわじわと忍び寄ってくるものは。みかちゃんの詩はドキドキする。
かぐの、わたしもすきですっ
(たちまこさん、意味を調べたくないので、お題の読み方だけこっそり教えてもらえますかっ)
@トノモトショウ
さん
あー、なんなんでしょうね。
産毛を揺らすくらいの影響力のちっちゃい軍団が居るとか。
擬似でいいのでドキドキしたいものです。
@イチカワナツコ
さん
つい反応としてかいでしまいます。
(リンクの掲示板のスレッドに、読み方が書いてあります。意味は書いてないので安心してください☻)
向けられる欲望(ただの好意かもしれない)に対し不器用でまだ若すぎるゆえのとまどい、恐れ?
”遠洋 被膜 群化 認証” のとこが僕には難解でした。生々しさから一旦距離をとって心の防衛的なイメージもあります。
”女の子が好きなんだ”とあったのはみかちゃんの手紙にだったのか、潤んだ瞳で告られたのか。
”世界を差し出しても受け取ってはもらえない
造形の成立する設計図を拡げられることはない”そのゆくえは失われたままなのだろうか。
あ、もしかして”ゆくえ”は彼女の名前だったりして。なんてね。
この魂の(ゆくえのような)孤独の描き方に感服します。共感部分も多い気がしたなぁ。どこにも誰にも深く繋がれない感じとか。イメージの断片、突然現れる抽象的な語彙(遠洋 被膜 群化 認証)の連続が、それを際立たせる効果を出しているように思いました。かぶせますが、こんなの書けるなんて、みかちゃんの詩はドキドキする。
ごめんね、の先に、詩の主人公(?)の、ゆくえがうっすらあるのですが、見定められないことが、素敵な余韻です。
主人公は、ごめんね、で、読者も振り切って、どこかへ行ってしまった。ごめんね、の威力凄いです。
この詩を 読んでいる内に、静かな臨場感がわき起こり、意識が浮き上がりました。この詩には、ふしぎな力があります。
@王殺し
さん
機微を察する子どもでした。(今もか)
察するからといって相手の好ましい行動ができるわけではない。
遠洋…のところは1連目の砂浜…あたりに構造としてはペアで役割は違うのですが転調の助走のようなヴィジョンです。えへ。
題のひらがなに触れてもらって嬉しいです。ゆくえは年々微増しています。みなさんのゆくえ(ちゃん)のことも在ったり逃げられたりしているように認証してみたり。
@あぶくも
さん
共感してもらえるような気がしてたのです。詩作は魂を曝け出すような孤独な作業ですけれど他者に読んでもらえたら、浸潤できたなら、ゆくえも少し報われます。
誰かの報いのかけらになりたくてみかちゃんはまた詩を書いたり詩を読みにくるのでしょう。
@野鳥倶楽部
さん
私はすぐに謝っちゃうんです。
ごめんねのバリエーションを知って、演じ分け方も知って、防衛手段として。
この詩のごめんねは交わえなった事象たちへ。
置いていってしまっていたならごめんなさい。
@こしごえ
さん
ふしぎな力ありましたか。嬉しいです。
過去も今も(もしかしたらこの先も)同じ空間にあるんですよね。
意識が浮き上がる、こしごえさんのはどんななんでしょう。
@たちばなまこと
さん
他者との距離をどう保つのか。自分を知って欲しいんだけど踏み込みすぎると修復できなくなる時もある、みたいな、、、
@3.5代目はリハッチャン
さん
確かに距離感って様々すぎて対応しきれる気がしないです。答えがあるわけではないので自由に感じてくださいね。
つぶやき
書き手の多くが「投稿する→読んでもらう→来たコメントには返信する」だけになって、他の人の作品を自分から開かなくなると、全員がお客さんを待つ店みたいになる。投稿数はあっても読む人が足りない。コメントする少数の人に負担が集中して、その人たちが疲れたり離れたりしたら急に場が静かになる。
心がゆっくりと剥離し、行方知らずになっていく感覚があります。
どこか生々しくて、どこか遠いところの夢のようで。
@たけだたもつ
さん
“遠い夢の世界”製造第一人者のたもつさんに夢のようと例えてもらったこと、夢のようです。
ゆくえはないけれど時にはどこかに収まったりもします。
こんばんは。
読んでいくと、言葉をなくしてしまいます。なら、コメントしなきゃいいじゃんて
多分、そうじゃないのかなと感じたので。
くるぶしを濡らすだけの浅い流れに浸かれない
世界を差し出しても受け取ってはもらえない
造形の成立する設計図を拡げられることはない
引用させてもらいました。
言葉が好きです。
@wc.
さん、こんにちは。
言葉をなくしてしまうというwc.さんのそのままを書いてくださって嬉しいです!
引用してくださった部分はゆくえの捜査する上での動機みたいなところ。
ないことが多くて痣だらけの日々は持ち続けてはいますが、あることを自ら掴みにいく行動力を身に着けました。