玲瓏剔透グライダー
雲に雨
空に穴
見下ろす街
硝煙の匂い
生者は塵芥
平坦な世界
怠け癖の軍人が気まぐれに落としたミサイルは
東京を蹂躙して美しく生まれ変わらせたのです
泣濡れた娘
片脚の犬達
焦げた土壁
白夜に月影
それは
本当の
姿なのです
雲に雨
空に穴
見下ろす街
硝煙の匂い
生者は塵芥
平坦な世界
怠け癖の軍人が気まぐれに落としたミサイルは
東京を蹂躙して美しく生まれ変わらせたのです
泣濡れた娘
片脚の犬達
焦げた土壁
白夜に月影
それは
本当の
姿なのです
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コメント
一見して、この詩の姿自体が、グライダーになっていますね。
この詩の、破壊と再生が、玲瓏剔透グライダーになっています。
空に穴
見下ろす街
これは、何か(あるいは、神)の視点を感じます。
それは
本当の
姿なのです
そして、この三行で、この詩全体の世界の真実を浮き彫りにしていますね。それは、美しい 詩の輝きです。
これは声に出して読むタイプ。今、ネットカフェなので、それはできないけどwww
詩の文体が図形的にグライダーを表しているのはトノモトさんのお得意とするところとして、おそらく戦争などによって東京が破壊されたあとの情景を、グライダーの視点として上空から見ているところが想像されますが、それは実際のグライダーに乗っている人から見た情景と言うよりも、こしごえさんの言われるように「神」のような視点ですが、私は神とは考えたくなくて、どちらかというと「自然」や「地球」などの視点かと思いました。なぜなら文明が破壊された廃墟が「美しく生まれ変わらせた」「本当の姿」なのだとする反文明的な自然回帰的な皮肉のようにとらえたからです。
壊れた街を俯瞰する視線が残酷なようで、慈愛をふくんだ感じもして。めっちゃ好きです。
そんな気がする。それが本当の姿で、今は無理やり取り繕った姿。
そんなふうに世界を見たことなかったし、誰かが書いたのも初めて読んだけど、たしかにそうだと思ってしまいました。そこがすごい。あとは例によって自分にはよくわかりませんでした。
人間が理性を捨てて、本性をさらけ出したら、こういう光景に行き着くのかもしれません。人間らしさとはどういうものだろう、人間の資質とはどこにあるのだろう。本性があまりよくないため、理想を込めて、なんとか向上しようと、人間らしさを求めるのかもしれない、と思いました。
爆撃機でなく、それが飛び去ったあとをいく伝説の(月の)グライダーか。動力も持たぬそれは静かに全てを失った焦土に影をすべらしていくのか。精巧精密から退化していくことこそ本当の姿かも。
手掛かりになるのは薄い月明かり。
航空機の影になっている部分が言葉になっているのかなと感じました。
諦め…潔さ…最後の…そのある時点の結果にある美しさ、正しさみたいな畏怖?があるようでした。
紙飛行機みたいなものかと思ったらB-29みたいな内容で、しかもそれとも違うのか?って思いながら読みました。最後の本当の姿というところの詩の強さにひかれます。
造形美が!
よくもまぁこんな風にまとめられるなぁって思いました
技量だけでやれるものでもないと思うので、ある種の肌感覚なのかなぁ
乗ってみたい、このグライダー