詩人たち

「もう何も残っていない」
彼がそう言って嘆くから
「あなたがいるじゃないか」
私はせめてもの慰めを呟いた

「悪いことなどしていない
むしろ石を投げるのは
いつだって向こうが先だ
あなたは何もしていないのに」

「偽善者はいつでも
自分より弱いものに
好き勝手なことを喋り続ける
そして心から怯えている」

「自分達の全てが
嘘偽りの上に成り立っていて
彼らだけではなく彼らを愛したものまで
そもそも間違っていることに」

「本当に優しい人が現れた時
自分たちがどうなるのか
それしか考えていないから
平気で人を殺すようなことを言う」

彼はいつでも少し悲しそうだ
詩を書くのは女の次に苦手で
訳の分からない世界に生まれ
信じられない神に祈り

この船はじきに沈む
誰が舵を取っても同じ
私たちはそれを知っている
自分さえもいない世界で

投稿者

神奈川県

コメント

  1. プーチンが詩人であることはコメディアン崩れのDS走狗には理解できないだろう。ま、自分としてはビートたけしだって詩人だと思うけどねw。

  2. babel-kさん

    何をもって詩人だと思うかですね。
    皆自分の生活があるし、助けてほしいのは常に自分の方だと思っているかもしれない。

  3. プーチンが詩人だったら、どんな詩を書くのだろう? もしかしたら、とてつもない叙事詩を書くのではないか。何をもって詩人だと思うか。…私自身の立ち位置をふと考えてしまいました。

  4. 長谷川 忍さん

    愛と平和のポエムを書いたりしたら面白いですね。
    どうなっているんでしょうね、為政者の心中とは。

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