黄昏時

夕闇迫る町並の
欅の横の 窓辺には
早くも光 灯りしが
隣りの窓は沈んだままに
迷い込みたる路地裏の
心ざわつく誰そ彼は

黄金の 光がつつむ
夕べの町を
ひとり歩けば親しみ覚ゆ
教えてくれし人あれど
はや茜の雲は 色褪せて
心細きは誰そ彼や

窓辺に光 灯すため
町行く人は早足で
迫る夕闇 背を押すも
ひとり行くあて定まらず
灯りゆく窓 暗がりに
見上げたたずむ誰そ彼や

誰がために 灯されし火は
心焼くようで
路地裏の 奥へ奥へと
逃れし先に
ようよう広がる星月夜

あの星々は
誰がための 光かな
一番遠き あの瞬きは
もしや
我がための灯りやも
一心に 見つめる人ぞ
誰そ彼は

投稿者

大阪府

コメント

  1. 私は
    やはり、、、自分で(涙)

  2. @北杜アトム
    様
    コメントありがとうございます!
    そうか!自分で灯せば良いのか!なるほど、なるほど。
    そんな詩も書いてみたくなりました。ありがとうございます!

  3. 黄昏時の、誰そ彼の夕方時分のしんみりとした空気感などが、この詩全体の各連の詩行から目に映ります。

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