騒ぐ心

 
 
あげた視線の先に
あなたがいて
息をのむ
 
人ごみの車内
つり革越しの人垣の向こう
久しぶりに見る
あなたの横顔
 
落ち着かない夢の中
何度も繰り返し見た
ふっくらとした頬
短くまとめた髪
凛とした立ち姿
 
胸を焦がす憧れに
そらす視線
 
窓ガラスに映る
見知らぬわたし
影になった瞳は
底の知れない穴
 
行き場のない想いを
再び埋める穴

投稿者

愛知県

コメント

  1. 私は懺悔です
    今も懺悔です・・・

  2. 時々、自分の年齢に、え!もうそんな年だっけ、と驚くため、この詩は追いついてない時の流れと、私は読みました。
    若さの貴重さ、短さ、過ぎてから身に染みます。

  3. あなたを見ているけれどそれは私のようでいくつかのレイヤーがあるように思いました。
    そらす視線
    そらしてしまうあの一瞬の判断って不思議だと思います。

  4. @北杜アトム さん、コメントありがとうございます。
    懺悔ですか…
    年を取ると後悔ばかりつのるような気がしてます。

  5. @野鳥倶楽部 さん、コメントありがとうございます。
    若さに無謀さをもう少しトッピングできていたら、この詩の結末は変わっていたんでしょうねー。

  6. @たちばなまこと さん、コメントありがとうございます。
    そらしてしまう一瞬。
    色んな思いが去来してそうです。壊してはいけない今があって、守りにも入っていそうです。

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