嘘

愛でるそばから
色褪せていく花弁を

瞬きすれば
忘れてしまう哀しみを

私は描こうとする

一握りの知識に
一滴の経験を混ぜて

消化しきれない言葉で
思わせぶりの抽象画を

私は描こうとする

とある午後の
破けたソファの上で
居眠り半分に
あなたと世界を思う自分を
ぶん殴ってやりたい

なんて

さらさら思っていない

こんな春なんて大っ嫌いだ

投稿者

東京都

コメント

  1. 消化しきれない言葉で、思わせぶりの抽象画を、私もまた描いています。ここのフレーズは苦い共感がありました。タイトル、上手いですね。…「嘘」。

  2. のんやさんの、悲しい詩はほんとに悲しくなります

  3. さまざまな思いがありますね。嘘も思いの一つ。複雑な思い。ああ、嘘。うん。

  4. 長谷川 忍 さん
    >コメントありがとうございます
    使い慣れない言葉はできるだけ使わないようにしたいのですが
    なかなか上手くいきません。まだまだですね。
    タイトルは最後まで迷いました(苦笑)

    イチカワナツコ さん
    >コメントありがとうございます
    悲しいというか。。。 悔しいというか。。。
    訳の分からない感情が根底にありました。
    吐き出しておいたほうが良いと思って、書きました。

    こしごえ さん
    >コメントありがとうございます
    最も人間臭い単語が「嘘」だと思っています。
    その「嘘」を上手に弄ぶのが詩人ですよね。
    まあ、私はペテン師ですけれど (笑)

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