grape

天井からの光にさらされて
赤紫にひかる
ボトルの底

わたし
ここまで落ちぶれる 
つもりは なかった

安価な嗜好品
一瞬の快楽だとしても
浸るしかなくて
無限に続く…?

いやだ いやだ
ほんとうは
あたし
贅沢な健康の味を
誰かとかみしめていたかった

一度さ 坂を下っちゃったら、
上がるのはしんどいでしょう
それと同じようにさ
私はいま奈落の底で 
あがくことすらできない程に
疲れてしまった

夢を見ろ!とか大志を抱け!とか
あるじゃない?
あれもさ 
成功した人が言っただけ

私みたいな泥をすすって
生きてきた奴には
何の希望にもなりゃしない

潔く死にたくなったら死ぬのも
人間の美学なんじゃないかと
止めるのは優しさなのかな
エゴだったりしないかな

ま
とにかく
そういうことなんで

あたしは
これで

投稿者

コメント

  1. そうですね。
    わたしも生き続けるために家族を守るために泥を啜っても
    東京に居る側で、ボービー(貧乏)ズアンビシャスですよ

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