壯懷
山に霊あらば 賊路何ぞ憚る
人に向きあれば 険途何ぞ畏る
吾輩に夢あれば 行く途の苦何ぞ惧る
天は老いず 長く蒼空に存す
人に倦む時あり 故に夢に憩う
昔、屈原あり 志得ずして離騒を詠む
項梁起こり 天我を容れざれば 天を再び造らん
蒼々たる強楚 三戸と雖も 帝秦を覆さん
人若し此の志を抱けば 天も感じ 雲も嘆く
琴音悠々 夕焼け英雄の為に紅く染む
古人に遇うこと叶わず 其の風骨を以て自ら勧む
少年常に軍旅を夢む 瀚海に馬を飲まんと願う
今歩む所 千里に及ばず
大鵬扶搖を乗じ 万里を翔けん
吾輩は軽薄にあらず 深き廬にて詩を詠む
詩と茶と花と月を愛す
問う、吾が夢は何ぞや
三月の飛鳥の如く 蓮塘に春を尋ぬ
少年の心 美を慕う
春を思えば春来たり 秋を求めれば秋臨む
群山に馬を飼い 涼風忽ちに至る
馬革に屍を包み 国の為に身を捨て寒からず
大漠荒れたりと雖も 吾が志を冷ますこと無し
兵鋒の向かう処 匈奴跡を絶たん
志を捨つるなかれ
蒼天老いず 壮夢未だ赴かず
此の夜、初秋の深き室に座し
幾重の情、数行の詩と為る
コメント
漢詩は好きです
特にこうりのきょくが
平仮名にすると全くイメージ変わりますよね。
とまれ
御作の完全漢詩バージョンも読みたいです
これは漢詩のバージョンです。
壮志歌
若山有神灵,何惧山贼于其道?若人有方向,何惧艰险于其中?若吾辈有梦,何惧困苦于其行?天无老时,故长存于长空,人有倦时,故悠然于梦中,昔有屈原,生不得志,作离骚于世。后有项梁,天不容我,我再造天,苍苍强楚,虽为三户,覆灭帝秦。人若是,天有议,云亦叹,悠悠琴鸣,天边晚霞,为英雄而染,未见古人,然以此自勉,少时常梦军旅,言饮马瀚海,不过千里,大鹏扶摇尚万里。吾辈非轻狂,常作诗于深屋,喜诗茶花月,若问吾辈之梦,恰似三月之飞鸟,寻春入藕,若吾之年纪,思美好之物,寻春,而春即来,觅秋,则秋已临。弼马群山,忽入凉风,马革一生,为国无寒,大漠荒凉,非寒吾志,兵锋所指,再无匈奴。不可无志,长空未老,豪梦未赴,值此今夜,秋初深屋,几重多情,几句诗行。