
渦中の静心
ディスクレーマー(免責文)
本作品「渦中の静心」は、作者の内的体験と信仰的想念をもとに創作された文学作品です。
描かれる神の御手や憐れみの表現は象徴的なものであり、特定の宗教的教義や団体の主張を示すものではありません。
詩中の情景・思想はすべて想像に基づくものであり、現実の人物・団体・出来事とは関係ありません。
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詞書(ことばがき)
激しき世の流れに心乱れ、
なお静けき片隅に生を保ち得しは、
人の力ならず、ただ神の御手の憐れみによると覚え、
そのありさまを川の睡蓮に寄せて詠める。
和歌
激しき渦の たぎつ川にて
おほかたのもの 流され失せぬ。
されど人知れず 流れ和らぎ、
人の力ならず 神の御手にて、
ほのかな静けさ ひらけしところ。
その片隅には 睡蓮ひとつ、
強きゆゑにも 守られしゆゑも
理由ならずてふ 川の憐れみ、
その身のほとり そと曲げしけり。
睡蓮はただ 流れ争はず、
そこに在りては 動かぬままに、
巡る水の世の ただ一点とぞ
なりにける身を 神に感謝す。
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