夏の嵐

夏の嵐

群青色の空に挑むように
目が眩みそうな純白の入道雲がもくもくと
天をめがけて盛り上がる
上りつけずに
あらわに怒りをむき出しにし
牙を見せ
電光を走らせ
空中で錯乱する雄叫び

一粒、二粒、三粒・・・
盛り上がった雲の山が
八つ裂きになる瞬間
滝のような雨が
大地を叩きつける
怒りがぶちまけられる瞬間
ゼウス、雷神、トール、インドラ
激しくぶつかり合う
錯乱した空
轟が轟を追いかける

私の中では静けさが広がる
果てしもない静けさ
震える大気の中で
しっかりと保護され
眠りのように
内へ内へ
深く深く
静けさの中に落ちていく
空いた窓から
スーッとひと吹き
風が魂を掬いにくる

投稿者

宮城県

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