あるじ

あるじ

ぼくはわがままなけもの
そこにいてくれるだけでいいなんて
まんぞくすることはできない

子ネズミを狩って
森を抜けて
丘の上から空を見上げる

世界にはどれぐらい
花が咲いているの
空はゆっくりと笑おうとしている

かけがえないのないともだちに
だれかを殺せと言えるから
ぼくはもう生きてちゃいけないんだ

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ソナーズで書いたお話です
https://sonar-s.com/authors/5687c7df-6ef2-4faf-a5eb-ba233f79caa3

投稿者

神奈川県

コメント

  1. 三連目と、四連目を、交互に読み返してみました。世界にはどれくらい花が咲いているの? ぼくはもう生きてちゃいけないんだ。愛おしさ、悲しみが、私の中で重なったのですね。

  2. 長谷川 忍さん

    まだ言葉の意味を分からずに喋る、
    子供の言いようは矛盾もそのままで、
    詩としては支離滅裂になりますね。

    悲しさも愛しさも、羽のようで。
    読み取っていただけて嬉しいです。

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