天国、とよく君は言った
誰も彼もが傷付けあい
面白くもない皮肉に憎しみを込めて
微笑みあったりしなくていい世界

人が死なず永遠に生きたり
獣たちが愛を持って近付いてくる
花しか咲かない幸福の国を
希い待ち望んでいたわけではない

夜の帳を割って日差しが降る
凍える日に巻くマフラーがあり
暖かい春の日に風を感じる
生きる為に死ぬことを選ばなくていい

誰もが愛さえ知らず
心のよりどころを
虚無と孤独で失ったりすることのない
ささやかな平和を君は夢に見る

投稿者

神奈川県

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