母と子
悪くいえば身勝手にもほどがある
良くいえば自由奔放
今となっては後者に落ち着く
あなたにそっくりの
額が大嫌いだった
前髪はいつも下ろして
うつむいて歩いた
面会に行ったとき
枯れ枝の腕を伸ばして呼んだのは
わたしの名前じゃなかった
それでも涙が止まらなかった
母親らしいことは
少なすぎてよく覚えている
商店街でせがんだクマのぬいぐるみ
未だに部屋の隅にいる
そういうわたしも
あなたには負けるけど
弱気な奔放者
だからっていうんじゃないけれど
思うように生きた分だけ
思うようにならなかった
あなたのその後を思えば
この額にも拘らなくなり
焼きがまわった、ということかしらね
おかあちゃん
コメント
母への愛はあなた自身の優しさでもありますね…。
優しい詩をありがとうございます。
その様は 写し鏡なんでしょうか
確かな温もりを頂戴しました
ありがとうございます