三日月の姫君

   
   
   
   
俺の恋のお相手は
三日月の姫君なので
どんなに手を伸ばしても
届きはしない訳なんだけど

三日月の姫君は
夜になると
しばしば、気まぐれに
阿佐ヶ谷に降りてきて

三日月の姫君は
三日月のくせに
夜が怖いらしくて

暗い不安に
肩を震わせるのが
大変にお上手なので

大丈夫ですよと
何度も言って

電話いつでもしてきていいですよと
何度も言って

他の何よりも
他の誰よりも
あなたのことを愛していますと

改めてその瞳に
下手くそに膝をついて
誓いを立てる

三日月の姫君が
天の川にくるまりながら
安心して眠りにつくまで
   
   

永遠に誓いを立てる
永遠に誓いを立て続ける
   
   
   
   

投稿者

東京都

コメント

  1. あくんの恋してる詩が、ストレートで分かりやすい!真剣なんだね

  2. イチカワナツコさん
    おっしゃる通りです
    本当に愛しています、彼女のことを
    とはいっても、その娘に普段から好きというのが気恥ずかしいから
    こうして詩を書いているわけですが・・・笑

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