限りなくブルーに近い透明
トパーズの指輪が欲しいと言ったあなた
お金はないので身体を売っちゃえばいい
援助交際はパパ活という名前に変わって
何も進化しない大人達と狡猾な子供達が
需要と供給のバランスで成り立っている
コインロッカー前で待ち合わせていれば
産声をあげる乳児の声で気付くだろうさ
この世は愛と幻想のファシズムに傾いて
巡って絡み合って消耗していくんだって
でも心配しないで大丈夫だマイフレンド
海の向こうで戦争が始まっても関係ない
クジラの歌が聞こえる孤独な島国なんか
誰も攻撃しようなんて思わないはずだよ
ほら空をミサイルが飛んでいくだけだろ
オレには黒い羽の鳥のように見えるけど
ハシシの影響なのかなんだか分からない
当分この快感に浸っていたいと思うから
五分後にまたここで再会しようと誓って
コメント
村上さんの小説の題名が散りばめられていますね。私は「愛と幻想のファシズム」が一番好きです。あとは情報誌に連載されていたイタリアのシャツなど「好きなモノ」について書いたエッセイが好きでした。「限りなく透明に近いブルー」の存在は、高校の時にクラスメイトから「群像」にすごい小説が掲載されたと聞いたのが最初でした。見栄っ張りなガキたちでした。
ええやん。私も書くわ、すべての男は消耗品である。金原ひとみは全部読んで村上龍はそんな読んでないのよ。
やっぱりこのタイトルはめちゃくちゃかっこいいですよね。
五分後の世界で蟻を噛み潰す場面が好きです。
さすがのトノモトさん。
読んでないのも含めて色々読み返したくなりました。
ええやん。じゃないですね。大変失礼しました。愛ある作品だと思いました。
碑文ですな。弔辞でもいいか。村上さんのハードボイルドなところが好みだったのですが、この詩もとてもハードボイルドです。
関係ないですが三田村邦彦のリュウは嫌いでした。それ以降ずっと三田村嫌いです。
ぽえ会にも影響を受けた有志が多くいることでしょう。いろいろ読み返したら未読を既読にしたりしてみんなで弔おう。私は訃報を知る直前、なぜか呼ばれるように『ウォーク・ドント・ラン』を読んでいました。
長編も良かったけど、短編も結構好きでした。
閑話休題。
しっかり詩になっているのが、さすがというか、脱帽。
最後、ところが感慨深い。