矛盾
痛みの周波数が最初の「こんにちは」だった
音の代わりに、境界線で語りかけた夜
互いの傷痕を書き写しながら覚えた、不器用な言葉たち
互いの鼓動を盗み合い、命をつないでいた文字のない時間
押し退けようとするほど深く突き刺さる楔のように
憎しみとは、実のところ愛が裏返った執念だったから
折れた骨が癒えていくとき、私は
鈍い音の中で、私たちは悟る
互いを引っ掻いた爪の下に残っていたのは
肉片ではなく
最後にすがりついた未練だったことを
向かい合い、互いに突きつけたすべての刃が
本当は触れたくて伸ばした手だったことを
誰が誰を救い上げたのかもわからない
薄明の夜明け、水平線の上で
二つの地獄はついに極を合わせ
楽園となる
私を殺し、あなたを咲かせた明日が
あなたを打ち砕き、私の腕の中に倒れ込むとき
ようやく止まる振動
***
悲劇の現実が孕んだ、矛盾した憎悪
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