フニャフニャ地獄

フニャフニャ地獄

母が妙な食べ物を作った
茶色でフニャフニャでただ甘いのだ
農場から回ってきた柿で作ったそうだ
母と農場との関連は不明だが
この一週間
農場から回ってきたという柿は
棚の上で日々増えていた
それが棚から全て消えていたから
フニャフニャの食べ物は
まだ冷蔵庫にたくさん入っているのだろう
僕は少し不安になって
冷蔵庫をのぞいてみたのだが
案の定
フニャフニャが入ったタッパが二つあった
これからせっせと
フニャフニャを食べる日が続くのだ
寒風吹きすさぶ冬に備えて
フニャフニャを平らげるのだ

――
フニャフニャの作り方
農場から回ってきた柿を鍋にぶちこむ。なぜもっと早く回してくれなかったのかと憤るほどに、回ってきた柿は熟しきっているため、切ったり剥いたりする必要はない。
鍋にぶちこんだ段階で、柿は崩れるため皮を取り除く。農場の柿は種なしのため、種を取り除く作業は発生しない。
中火にかける (この段階まで母は柿ジャムを作ろうとしていた。しかしあまりの水分の多さに断念したという)。
煮たってきたところで、あらかじめ水に戻しておいた寒天をぶちこむ。農場の柿は異常に糖度が高いため砂糖は必要ない。フニャフニャは柿と寒天の融合物というわけだ。
寒天が溶けたら型に流し入れて、冷やし固める(適当な型が見当たらなかったため、母はヤマザキのパンまつりで貰った白いお皿を用いた)。
固まったら、出来るだけ見栄えよく切り分けて、はい、フニャフニャの出来上がり。

投稿者

大阪府

コメント

  1. おいしそうな地獄ですね。
    お母様に感謝。?^^

  2. @こしごえ
    様
    コメント、ありがとうございます。
    文字だけだと、どんなおぞましい物をこしらえたのかと、皆様の想像力の豊かさが心配になり、写真をのせました。写真ではフニャフニャ感はあまりないですね…。

  3. 写真で拝見するかぎり、美味しそうですね。甘いの、好きなので(お酒も好きですが)。お酒の肴になるかな。

  4. “なぜもっと早く回してくれなかったのかと憤るほどに”熟熟なのですね。
    笑ってしまいました。
    ゼラチン多めにしたらどうなるのかなぁと、レシピの方にも興味津々です。

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