春に

季節外れの歌を歌う
あなたの顔に花を見る
春をあなたと歩きたい
幾千回の夢の向こう
ふと香るのは花の香り
背中に触れる柔い風
花びらが頬に落ちて
ああ、なんだかくすぐったい
わたしたちは笑い合う
そんな、淡い、夢を見ていた

産まれたときから持っていた
小さな糸の向こう側
知らない季節、知らない世界
見れない夢を、見られない今を知って
わたしは春を歩いている
赤くもえた、葉が落ちている
わたしは今を歩いている

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