きみを知る

わたしの知ってる、きみを知る

アルストロメリアの花束
わたしを車から守るありがちなやつ
下手くそなアンパンマン
もうどうでもいいのに
痛くない?って聞いてくる律儀さ
離れさせてくれない腕

どこまでもどこまでも、わたしだけに向けられる想い
 
 
 
わたしの知らない、きみを知る

身体の厚み
皮膚の下のにおい
かなわない力の強さ
唾液の舌触り
指の太さ
生きている証の音とリズム

積極的かつ能動的なんてもんじゃなくて
理性は理性だけど
悔しいぐらい削がれて
だけどそれでもやさしくて
わたしの好きな声はそのままで
なのにわたしの知らない、きみがそこにいて

どこまでもどこまでも
深く深く
愛したくて
愛されたくて

たったそれだけのことなのに
たったそれだけのことが
できなくて

なにもかもが足りなくて
もっともっとしてほしくて

会いたい
もう会いたい
 
 
 
 
 
 
  

投稿者

大阪府

コメント

  1. 好きな人にはいくらでも会いたくなりますよね、わかります
    素敵な詩です

  2. 何もかもがたりなくて
    もしくは、その手の温度だけで満足であったり
    やはり、脳の中枢と身体のウタを聞かないと気が済まない

    愛しきひと

  3. あくん、はい

  4. 那津さん、返詩のようなコメントありがとうございます
    これは、生き物である限り、仕方のないことかな、と

コメントするためには、 ログイン してください。