きみを探す

朝が来て
きみを探す
携帯に
耳の奥に
ベランダに

ふとした瞬間に
きみを探す癖がついていて
でも見つからないから
きみが残したものを抱き締める

歩いた道に
あたたかい字に
最後のメッセージに
ソファの上に
 
 
 
きみとさよならをした次の日
変わらない日常が始まって気づく
聖書を読む時間になって
泣けてくる
やっと

手放しで
きみだけを愛せたら

たとえば
きみがしゃがんでいるところに
急に後ろから抱きついたり
誰の目も気にせず
外でキスをしてみたり

そういう何の取り留めもないことだけど
「ただ愛おしくなったから」
と答えるだけの理由で
したいことがたくさんあった
わたしはそういうことをするのが大好きだから

でもきっと
幸せは
想い合う中にあるもので
離れていても
描いた形でなくても
想い合えていれば
きみのすぐそばにあるはず
わたしのすぐそばにもあるはず

勝手だけど
わたしの身勝手さなんて今更だろうから

ただきみの幸せを祈っているよ
 
 
 
 
 
 
 
夜が来て
きみの声を探す
見つからないけど
まだ聴こえる気がするから
今夜はそれを抱き締めて眠る
 
これぐらいならきっと
許されるよね
 
 
 
 
 
 
 

投稿者

大阪府

コメント

  1. 身勝手だから、離れていると駄目なんです。

  2. BENIさん、なんか、なんと言っていいのか、、、その短いコメントで真意を突いてこられてびっくりしてます!

  3. 同じような境遇に置かれているのかな?(^_^;)

  4. 苦しくなっちゃう。
    ナツコさんのことばの引力は強いです!

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