冬の花火

花火が見たい
遠くからでいい
誰もいない
静かな場所で
君と二人で

咲いては消える
刹那の輝きに
見惚れる君の
横顔を間近で
僕だけが見る

見たいのは花火か
君の横顔か
それとも花火の
光に照らされる
僕らの未来か

投稿者

静岡県

コメント

  1. 情景が浮かぶようで、花火に照らされる二人の未来が明るいものであるようにと、願ってしまいました。花火は一瞬なので、寂しいような、切ないような、この詩のように、余韻が心に残りますね。

  2. 一瞬の儚さに美や意味を見出すのが日本人なんでしょうね。そしてそれを表現するに足る日本語という美しい言語。日本人に生まれて良かったと本当に思います。

  3. 横顔の色が変わる様まで目に浮かぶ映像的な詩でした。
    最終連の問いも良いですね。

  4. 想像で書いた詩ですが、映像まで喚起できて嬉しい限りです。ありがとうございます。

  5. 未来が見える
    あの音と
    夏の夜と
    女の子と
    遠い、火薬の香り
    花火の雰囲気が
    祭りのサイドが
    感じられました、若い日々
    花火と恋と歌

  6. 祭、花火ってなんでノスタルジックになるんでしょうね。無邪気に楽しめる歳ではなくなってしまったからでしょうか…。

コメントするためには、 ログイン してください。