無限宇宙

無限宇宙

あの存在とはもう
縁は切れた。
こう思うのは私の思いすごしか
本当のところは
本当にしか わからない。
この宇宙を生んだのは
何かだ しかし
その何かを生んだ(?)のは
何だろうか。

青い空は沈黙している

その日の深夜の暗い静けさで精霊はざわつく。
目が覚めて のどがかわいていたので
カップの水を一口飲んで
コトン とカップを円卓に置き
ふたたび眠りについた。
縁は切れない
この宇宙の中に入っている私達の
苦しみと悲しみと喜びとその他の
さまざまな
縁は切れない
この宇宙を超えた次元で限りなく
引き合っている 手と手

この宇宙を生んだのは
何かだ しかし
その何かを生んだ(?)のは
何だろうか
ほほ笑みを交わす
青い空の下で

投稿者

コメント

  1. 宇宙は、こしごえさんの内なる「自身」。そう解釈して読んでみました。自分自身への思索はとても大切なことだと思うのです。それがひいては無限宇宙に繋がっていきます。

  2. 長谷川さんへ うむ。長谷川さんの面白い解釈をありがたく貴重に思います。そのように解釈して、さまざまに思ってくれて、ありがとうございます。
    そうですねぇ、言われてみれば、「自身」も一つの宇宙ですね。
    思索は無限に広がりますね。うん、無限宇宙。自分の宇宙がすてきに広がる宇宙だとすてきです。そう願います。

  3. 切っても切れない何かで今も繋がっているとしたら、別れが尊く意味のあるものに深まる気がしますね。
    限りない無限の中で出会えたのだから、何か意味があったとして、青空のもとまで持って行けたらよいのに…という前向きな気持ちを感じて、すがすがしかったです。

  4. ザイチさんへ ああ、そのように この詩を汲んでくれて、ありがたく貴重に思います。
    うん、そう、たとえば、ある人や物と縁が切れたと思っても、それはこの我々が存在している宇宙から見れば、我々はこの宇宙の中に一緒に存在していますよね。別れた、とか、縁が切れた、などと「思う」だけ。まぁ別れは悲しいですけどね、それは物事の一面しか見ていないんだよ、というこの詩です。
    なのでザイチさんが、この詩から さまざまに思ったり感じて そのように言ってくれて うれしいです、ありがとうございます。

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