生への執着

苦しいものと知るほどに
なお執着は強くなる
重たい物を持つほどに
腕に力が入るよう

無駄なことにも意味を知り
全てを見抜く眼を望む
未練はないと嘯いた
かつての僕はもういない

投稿者

静岡県

コメント

  1. 一連目に詩の力を感じます。
    そして、一連目も合わせた二連目と題で味わい深い詩になっていると感じます。

  2. 最後の「未練はないと嘯いた
    かつての僕はもういない」に共感します。
    前向きな正しい未練ってあるなぁと最近思いますね。

  3. こしごえさん
    ありがとうございます。
    一連目で“何が”苦しいものなのかを書かず、それを題にしました。
    味わい深いとは勿体ないお言葉です。

  4. あぶくもさん
    ありがとうございます。
    若い頃は手の中に沢山の物はなかったから未練も薄かったのでしょうか。歳を重ねて大切なものが増えて、長く生きていたいと思うようになったのかもしれません。
    またそれとは別に、知らないこと、分からないことがまだまだ沢山あることに気付いたのも大きな要因かもしれません。

  5. 真理です
    心理の反映された

    刺さりました

  6. なつさん
    何をどうすれば満たされて逝けるんでしょうね。歳を取れば取るほど分からなくなります。

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