ハンドメイド

いつか誰かがどこかで
私の為に作った服を着る
同じようにカバンも財布も
靴も靴下もタオルもぬいぐるみも
全部私の為に作ってある

人を助けるものは
いつだって目に見えないから
すぐそこにあっても
手に取ることができない
金という響きのざらついた感触

死ぬのは悪いことだと皆言うけど
私はそんな風には思わない
ただ少し寂しいだろうなと思う
分かっていて一緒に生きるのは
多分凄く切ないと思う

若かった頃のように
抱き締めあったりして
何もかも正しいよって言えるかな
助け合うことは
間違いじゃないと認めてくれるかな

愛という名前のクモの巣に
悲しさが雨粒みたいに引っ掛かって
小さな幸せを肯定してくれる
望み願ってきたことが
やがて祈りに変わるみたいに

投稿者

神奈川県

コメント

  1. 職人さんのみんながみんなそうとは限らないでしょうけれど、職人さんは自分の作る物を使う人の為に作ってくれる。物への愛、もっと言えば、職人への感謝の念をこの詩から感じます。
    一概には言えませんが、死自体は、悪いことではないと私も思います。死ぬことは極々自然なことだと思います。生きている限り生物である限り、死は絶対に訪れる。でも、死ぬことは悲しかったりしますよね。でもそれも人生の内。
    ただし、さまざまな死に方があるし、死とどう向き合うかも、人それぞれですね。

  2. こしごえさん

    買い手の名前の書いてある物なんてないから、
    よくよく考えれば誰にとっても、作品は自分の為にあるみたいなものだなと。
    お金と引き換えにならなんでも自分の物にしていい、とも受け取れるのは、
    まだちょっと問題がありそうですが。

    死については、全く考えない人も、それしか考えられない人もいるようです。
    コメント有難うございます。

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