世界の全てが終わった日に
空は晴れ渡り
いつものように屈託なく
愛する人が笑っているのだとしたら
それは多分
とてもいいことなんだろう

神さまは人間に夢を見て
天使は使い古され
羊という羊が救いを知らず
眠り続けている時に
何も手に付かないほど
着飾ろうとする人殺しども

終末が来ると確信しながら
花の世話を続ける姿を
どうしてか切ないと
通り過ぎる人々に言われ
それでも
咲かせたいと思うことを
止められない

溢れ出る災い
切りつけるような寒さ
耐えられない暑さと
きっとまだ
知られていない真実に埋もれ
肯定を求めて笑いながら
とげのある花に
捧げる小さな詩がある

投稿者

神奈川県

コメント

  1. あああさん

    過酷な運命の中で、それでも生きようと思うことを美しいと人は呼ぶのかもしれないです。
    コメント有難うございます。

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