天国への階段
いつまでも終わることないウォーキングブルース心地が良いのは初めだけ接触不良のシールドを乾いたあそこに突っ込んでバリバリ言わせて引き抜いて突如破れる静寂に引っ掻き回して鳴らせてよと物欲しがらせて焦らせては時にはクリシェで翻弄しクリアトーンで歌わせて切なくなるほど湿らせてまた9thあたりでファズらせて聴いたことない音色を捻り出させて踏みつけて声枯れがれにも絞らせてワウワウ言わせて爪先を上げたまんまで放置して羞恥プレイか蹂躙か蕩ける言葉でがならせて歯軋りするようにスクラッチ口を塞いでカッティング半音下からスライドイン13th乗せたらファンキーにハムバッカーのアタックとハーモニクスでぶっ飛んで我に帰るもすぐ忘我到達しやすく上達かそんな音域届かせて仰け反らす首左手に前はソフトに後ろはハードに前触れもなく切り替えて何度も何度も繰り返し丸みを帯びた下腹部の広がる虎目を撫でながら手前の突起を捻らせてリヴァーブ全開連れ出して風呂場で啼き声響かせてディレイが効いててゆらゆら綺麗チョークUpからスローにチョークDown白目に涎を滴らせ視界は戻るも頭は真っ白顔面蒼白そのままに清廉潔白ひっぺがし痙攣緊縛解けぬまま佞悪醜穢シンコペーション追加のギミック食い気味に跳ねさすリズムでバイブレーション土の匂いでうねるリフ曲の合間にカポタスト爪弾く指でアルペジオ三本指を受け入れてハアハア言わせて滾らせてワインボトルの首の方擦り付けては滑らせてマーシャルの下転がしてフィードバックでハウらせて酩酊したまま引き摺ってギリのギリまで耐えさせてよがりの限界超えさせて 明滅 滅裂 消滅 昇天!
コメント
一気に脳髄をぶっ叩くように読ませていただきました、、、
まるで酸欠起こしてそのまま昇天の心地がいたしますです。
アームを激しくup downしてハーモニクスでか細い声で泣かせてw
天国への階段「stairway to heaven」と言えば私たちの世代は、あぶくもさんたちの世代もそうかもしれませんが、真っ先に思い浮かぶのがレッド・ツェッペリンであることは言うまでもありませんね。私などはその曲をロック史上だけでなくすべての曲の中のトップ10に入れたいとさえ思います。ですから私はこの詩もその曲のことを書かれたものと解釈してしまいます。抒情的に始まるその曲にはこの詩の雰囲気はありませんが、しかしジミーペイジのほれぼれするようなギターソロを皮切りに、後半に行くに従って激しさを増し続け、ついにはロバートプラントの絶叫とともに終焉を迎えるその様が、あぶくもさんの脳内でこのような詩に変換されたのではないかと私は推察した次第です。
あぶくもさんがすごく丁寧なセックスをする方だということは伝わりました。ギタリストにしか通じない単語の連射が官能を呼び起こします。
@ぺけねこ
さん、ありがとうございます。
これ、リーディングしたら酸欠ですね(^^)
@BENI
さん、ありがとうございます。
アーム付いてないタイプを想像しておりました…
ストラト系のやつも書いてみたいなぁ。
@たかぼ
さん、ありがとうございます。
本家のツェッペリンの曲は確かに名曲ですね。初めて聴いた時の、あの壮大な構築物をみ見たような衝撃を思い出します。あの12弦と6弦のダブルネック・ギターにも度肝抜かれましたね。この詩は不遜にもタイトルだけ頂戴しました。
@トノモトショウ
さん、お褒めの(?)言葉、ありがとうございますw
ねちこくて嫌だなぁ。でも、これぜひ坂本慎太郎さんにリーディングして頂きたいなぁ。
@あああ
さん、ありがとうございます。
『マーちゃんD-28』の兄弟分みたいな優しい詩ができあがりました。
https://poet.jp/photo/488/
ツェッペリンの曲を思い出しました。高校生の頃、ロック小僧たちがこぞってカヴァーしていたなあ。私はフォーク小僧でしたが。基本、音楽を下地にした詩なのですが、いろいろ想像が膨らみますね。ファンキーでいて、艶っぽい。
音楽のことを書いて(描いて)いるのかなあと思いました。
知らない言葉が多かったので感覚で読んだのですが、何かが起こり続けて昂り続けているような心地です。
今もきっと起こっている。
@長谷川 忍
さん、ありがとうございます。
フォークギターでこの曲の冒頭のアルペジオ部分を弾く練習したなぁ。タイトルとは無関係に、ギブソンのレスポールをドSに扱うイメージの連鎖になりました…
@たちばなまこと
さん、ありがとうございます。
「何かが起こり続けて昂り続け」
「今もきっと起こっている」
って感想は最高に嬉しく思います。
ツェッペリンは黒魔術の噂が印象に残っています。なんでもご子息を生贄にしたとかしないとか。帝国ホテルで窓からテレビを投げ落としたというご乱行も有名ですねw。
@babel-k
さん、逆再生かなんかですかね。
好きですね〜。