魂の楽園

いくつもの孤独を経て
同じ詩を口ずさむ時
心は無上の喜びにつつまれる

古びてどこにあるかさえわからない
教科書の片隅の一篇が
一瞬でつないだ景色

同じ韻
同じフレーズ
けれどもちっとも思い出せない題名

すべてが
わたしたちを
瞬く間に
同じ場所へと連れ出してくれた

それは
詩の魔法
交歓の喜び
無上の幸福

そして、きっと

魂の楽園

投稿者

コメント

  1. 詩の魔法。
    素敵な響きです。

  2. ぺけねこ様
    拙作をお読みいただき、ありがとうございます。自分以外の人と、同じ詩を心で共有したときに感じた喜びが、私にとっては「詩の魔法」でした。このたびはコメントまでお寄せいただき、本当にありがとうございました。

  3. 孤独から詩は生まれる
    死から人生は見出す
    と、考えています

  4. 那津na2様
    拙作をお読みいただき、ありがとうございます。
    「死から人生は見出す」とても深い、考えさせられるお言葉ですね。
    このたびはコメント、本当にありがとうございました。

  5. 年が離れていても、同じフレーズがすっと出てくることがあって、そこでなぜだか気が合って、なにがなんだかわからないでこのサイトがきっかけで約20年前に結婚した人です。
    私にとって詩は友達も人生の伴侶も繋げてくれました。まさに魔法ですね。

  6. かさね様
    拙作をお読みいただき、ありがとうございます。
    そしてとても素敵な、魔法のようなエピソードをお聞かせいただき、ありがとうございました。
    詩が人と人とをそんなにも深く繋いでくれるということに、とても感激致しました。
    このたびは素敵なお話、本当にありがとうございました。

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