ないものならべ
才能はない
人脈もない
仲間はない
恋人もない
身長もない
筋肉はない
毛髪がない
髭はある
生活はない
仕事もない
お金がない
お米もない
葉書はない
ペンもない
良心はない
季節はない
終りがない
仕方がない
なあんだ
これしかないのか
才能はない
人脈もない
仲間はない
恋人もない
身長もない
筋肉はない
毛髪がない
髭はある
生活はない
仕事もない
お金がない
お米もない
葉書はない
ペンもない
良心はない
季節はない
終りがない
仕方がない
なあんだ
これしかないのか
会員でない方は会員登録してください。
コメント
幸せは、地域活性化に似て、「ないもの探し」から「あるもの探しへ」って感じなんでしょうかね。詩の最後がいいですね。
このアプローチはある種の発明かもしれない。あるものを数えるのが人生だとは思うけど、圧倒的にないものだらけの人生こそが本質で、そこに着目するのは結構勇気がいる。言葉のチョイスが絶妙で、髭だけあるのも面白い。
「髭はある」が、詩の中の小さなアクセントになっていますね。…何となくですが、宮沢賢治の詩「雨ニモマケズ」を思い出しました。
@あぶくも
さん、コメントありがとうございます。
ないものへ意識が向いたとき、自然とあるものへ視点が移ってゆく感覚はあるかもしれませんね。
きっと、あるものから始めてしまったら、ないものへと移ってしまうはずなので、「ないものからならべてみた」は、たしかに「内面機関活性装置」としては、機能したのではないかと、戯れ言吐かせていただきます。
幸せとは、とても流動的なのだな、という気づきもコメントからいただけました。
ありがとうございました。
@トノモトショウ
さん、コメントありがとうございます。
発明というお言葉、大変おそれ多いのですが、ありがたく頂戴しようとおもいます。
ないものだらけ、そうですよね。
翼がない、肉球がない、エラがない。
きりがないなぁとおもいます。
勇気、というお言葉、ありがたく存じます。
きっと、受け入れる、という過程を必要としていたのではないかとおもいます。
そこに善悪はなく、ただ認めるだけにとどめると、ああそうか、となるだけで。
発見、と大それたことまでは言えませんが、一瞬の光が真ん中にいてくれた心地がいたしました。
お髭はとても自然に降りてきてくれました。
そこを取り上げてくださり、うれしさとはずかしさです。
コメントありがとうございました。
@長谷川 忍
さん、コメントありがとうございます。
お髭、好きなんだとおもいます。
にゃんこ髭を想像しました。
にゃんこにはなれませんが、にゃんこみたくお髭は生やせるなと。
ご慧眼、感服いたしました。
最近、宮沢賢治の詩「雨ニモマケズ」を読んでいたので、その影響が色濃く出ているのだとおもいます。
画詩の拙著、「空」は、こういった作品を参考にしすぎた結果、自分でも纏まらず、最初の志が風前の灯火となり、悔しさが募ったのですが、そちらを投稿した瞬間、「ないものならべ」が一気に降りてきてくれたのです。
行動の果て、過程、流れの中に自身の自然が宿るのだと思いしる経験でありました。
纏まらないコメントで申し訳ないです。
ありがとうございました。
なんとなく、ありそうなものも
あるっすね!
@那津na2
さん、コメントありがとうございます。
そうですね…!毛髪は、まだ少しは、あると思いたいです……!
しかし、あるないの規定は、結局のところ個人の意思や捉え方なのだなと、当たり前なのですが、妙に得心といいますか、それでいいのだ、の精神といいますか。
曖昧なコメントで申し訳ないです。
コメントありがとうございました。
こうして、反応をいただけたのは、ああ、ひとりじゃないんだなぁ、とため息が漏れるような安堵と、認められなかった過去との対峙、今ではそれもからっぽに受け容れて、からっぽが満たされて、そしてまたからっぽになっていく。
日記代わりのようで恐縮ですが、ここに綴らせていただきます。
過去のあなた。
現在のあなた。
未来のあなた。
またどこかで。