恥
ゆめみる
ゆめみる
ゆめみるよる
めぐるめくるよるのまく
ひだりてにつたうゆきのねつ
ひとみのなかのかがみのなかみ
ほしふる
ほしふる
ほしふるよる
とおいむかしのかげほうし
おぼろでまばらならくがきちょう
うつむくかおにはばつじるし
好きな人がいた。
いまでは遠い昔のできごとです。それでもふと思い出し、なんどもなんどもあの頃に戻れれば、やりなおせれば、気づいていればと思った日々。
堂々巡りに廻る夜。
苦しかった。
何度も思った。
探してみようとも思った。でも今のぼくではもし見つけたとしても、出会ったとしても、何ができる、なにもできない、なにもないから。
できない理由を、言い訳をさがす、いつまでも夢見てる。夢を見ているんだと言い聞かせてる。
ひどい奴だから、ばかだから、良い奴じゃないし純粋じゃないからって。
だから演じる。
そうであると言い訳したいから、資格がなかったと思いたいから。
だから好きでもない人を好きになり
嫌いでもない人を嫌いになった。
言い訳がたつように、実行に移せばそれがそいつになるから。こいつにはなにもなかった、だから今の今があるって思わせるために。
だけど左手はこぶしを作ることしかできなくて。ただただ痛くてそれをまた理由にして浸って満たされて絶望遊び。
目を見ることはもうできない。肌を感じることはもうできない。隣にいることはもうできない。終いには幸せでありますようになんて思う始末。
ああああ―――――――――――――――――
いつもおそい。きづいたときにはおわってる。きっとわかったときにはしんでるだろう。にくいきらいだしねばいい。あいたいあいたいあいたいあいたい。でもこんなのは自分勝手が作り出した自己満足機能でしかないってわかれよ。しね。しねばいい。おまえをしっているやつすべて。みるな、みたくない、もうなにもわからない。わからなくなりたいだけ。現実をみたくないだけ。大事にしているふりは前に進みたくないだけ。それにしがみついてそれが「俺」ですって喚きたいだけ。
安心したいだけ。ただそれだけなんです。
それでも
それだから ずっと
なんどでも
ゆめみる
ゆめみる
ねこぜのせなか
ゆきのようなあわいはだ
かみをたばねるほそいゆび
となりでかがむきみのよこがお
2020.06.05
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よるのゆき
ふわり
ゆらゆら
わたぼうし
さらさ
ほつほつ
てのひらに
ぱっ
すくすく
ともにゆく
つちがあなたにかえるまで
そらがわたしにかえるまで
どうかどうか よいゆめを
よいゆめを
コメント
キュートさを感じました。
降り続けるきれいな言葉とネガティブな部分とが両方あるのがいいです。
陰陽だなあ。
@たちばなまこと
たちばなまことさん、コメントありがとうございます。
キュート、でしたか、、、なんだかこそばゆいです。
陰陽、なるほどです。
なんとなくですが、不安定さというパラメーターが高いよなぁ、と自分で思っております。
理想は、かっこよく陰だけの、陽だけの詩でも生活でも仕事でもできたら、なんて思っちゃうのですが、その不自然さに気づけてしまうと、不安定を許容してしまうばかりです。
いまは、とりあえずそれでいいことにしておこうかと思っております。
ごめんなさい、なんだかいつもよくわからないこと返してる気がしちゃいます。
読んでくださって感謝です。
途中にアイコンがある!
かわいい
@那津na2
那津na2さん、コメントありがとうございます。
これは、ほんの遊び心というか、おふざけとまじめさが入り乱れている性分らしく、一応、アイコンより上は過去作なのですが、下は、たぶん鎮魂のような、浄化の作用をきっと目指したのだと思います(アイコン載せられることを知りました)
手放すと、ぽっかり穴があいたような、鬱々とした気分になることを知って、それが最初は怖くて、それにしがみついて生きてきたんだなと思って。
でも今度は、自ら手放せることを知って、それを行動してみて。
きっと同じ鬱々になるのは変わらなくても、質や過程など変容はするんじゃないかと、向き合える気がしました。
かわいくない返答で申し訳ないです
(ちなみに、コメント欄にはアイコン載せられないみたいでした!)