ケ・セラ・セラ

羊雲のささやきをきいた朝 
鳥たちは歌い
シオカラトンボがあいさつを交わす

秋めいた空気と 
夏の最後の吐息を 
胸いっぱいに吸い込んで
あの道を歩く

離れていても
犬たちは鳴き交わし
ひらひらと舞う蝶は
小石の上で
少しの間羽をやすめる

早起きの猫が足早に通り過ぎると
また一日が始まる

Que Sera, Sera

ため息はもう
なじみの歌に 
かえた

Que Sera, Sera
なつかしい
あの旋律に

投稿者

コメント

  1. 夏の終わりと秋がせめぎ合うこの季節、ほっとします。
    大切に思う視線を感じてやさしい気持ちになりました、

  2. やさしい世界の描写の心地良さに
    「ため息はもう
    なじみの歌に 
    かえた」
    があることがまたさらに心を掴まれます。

  3. @たちばなまこと
    たちばなまこと様
    お読みくださり、ありがとうございます。
    いただいたお言葉の
    「夏の終わりと秋がせめぎ合う季節」、素敵な表現ではっとしました。
    やさしい気持ちになっていただけたとしたら、とても嬉しいです。
    コメントしていただき、ありがとうございました。

  4. @あぶくも
    あぶくも様
    お読みくださり、ありがとうございます。
    「ため息はもう・・・」のくだりをとらえてくださり、とても嬉しいです。
    ある季節が終わりつつあって、同時に新しい季節が始まりつつある、と気持ちを込めました。
    コメントをお寄せいただき、ありがとうございました。

  5. 草野さんのこの詩の情景描写がすてきです。
    ケセラセラ、なるようになる、そう思えるとすてきです。

  6. @こしごえ
    こしごえ様
    お読みくださり、ありがとうございます。
    情景描写をおほめくださって、恐縮ですが、とても嬉しいです。
    ケセラセラは昔の母の口癖でもありますが、
    私自身もそんな風にどっしり生きられたらなぁと思うようになりました。
    このたびはコメント、ありがとうございました。

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