この時

ありがとう
これで最後かという
陽炎の扉が
ユラユラトユラメイテ
私の
ぽっかりと空いた胸の内
陽炎の扉を
通りぬけて
別れを
知る頃
天の青さはますます深くなり
染める
ぽっかりと空いた胸の内を
予感は
満ちてゆく
天の声を
聴いて
天を
信じて
天に任せよと
天の下の友がさとしてくれたことに
感謝をする
今日も
どこかで
涙は零れ流れ枯れた涙の
いのりは
宙を
さまよう
雲におおわれてもいつか
雲間から光は射す。
天はいつでも今を見ている

投稿者

コメント

  1. 素晴らしい詩ですねぇ・・。 気をなが~くして待ちながら、つい、広茂さんの次の詩集も密かに期待してしまいます(^^)

  2. @服部剛
    さんへ 剛さんに素晴らしい詩と言ってもらえて、とてもうれしいです。ありがとうございます。(^-^)

  3. 大粒の雪のように降ることばたちが暑さを優しく冷やしてくれるようでした。

  4. @たちばなまこと
    さんへ たちばなさんのこころにこの詩のことばたちが優しく涼しく降り注がれたようで良かったです。
    残暑お見舞い申し上げます 拝礼(^-^)
    たちばなさんがこの詩から感じたりしてくれたことをこうして伝えてくれて ありがたいです。ありがとうございます。

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